貨物保険用語集
自国保険主義
保険の付保先を自分の国の保険会社に指定する法制、制度などをこう呼ぶ。
本来自国内で付保されるべき保険が海外に付保される場合、保険料という名目で外貨が海外に流出することになるが、開発途上諸国のように外貨事情が厳しい国では、外貨の海外流出を抑えるため、この自国保険主義を採用し保険の海外付保を規制することが多い。
規制の方法は、文字通り付保そのものを法律で規制するもの、CIF輸入など保険料が海外で支払われる貿易売買を規制するもの、その他保険金等の外貨送金を規制するものなど、様々である。