カントリーダメージ|貨物保険.com

貨物保険用語集

カントリーダメージ

輸入綿花特有の損害で奥地損害と呼ばれ、船積されるまでの間の降雨によって、綿花のベール内部に発生する濡れを原因としたかびや品質劣化の損害をいう。綿 花生産国は一般に乾燥地帯にあり、ベール表面がすぐに乾燥することから、外見からこうした損害を発見するのは難しく、そのまま輸出され、輸入国側で発見さ れることが多い。
FOB仕切りの場合、こうした損害はFOB以前で生じていることから、買い手(輸入者)が負担すべき損害とはいえないが、事故発生の有無を船積前にチェッ クするのが難しい(綿花は固いベールになっている)こともあって、永い綿花取引の中でいつしか買い手が損害を負担する慣行が定着し、貨物保険でもこうした 慣行を前提に、保険が本来開始する以前に生じていたこの種の損害を特別にてん補できるよう(洪水、高潮、豪雨等によって、本船積込前に損害を被っていたこ とが明確なものはてん補しない)、引受方法を工夫し対応するようになっている。

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